HOME > 会計/事務系 資格一覧 > 国際会計検定(BATIC)

公的資格国際会計検定(BATIC)

スペシャリストを目指す
国際社会で必要とされる会計の専門家
受験者数 5.043人

国際会計検定(BATIC)とは
資格種別 公的資格
資格概要 国際会計検定(BATIC)とは、Bookkeeping and Accounting Test for International Communication(国際コミュニケーションのための英文会計テスト)の頭文字を取ったものです。
BATIC(バティック)と読みます。
日本国内の会計基準と、国際的な基準とでは、会計のルールが異なります。
そのため、日本国内で作成した会計書では、海外の企業には理解できません。
互いの会計ルールの違いを組み替えるリキャスティングという能力が必要になります。
国際会計検定(BATIC)では、国際ビジネスの掛け橋になれるリキャスティング能力を持った人材育成を目的として実施されています。

試験は全て英文で出題され、点数によって理解度を把握できるスコア制を採用しています。
スコアの点数によって、異なる称号が付与されます。
○コントローラーレベル(880〜1000点)
国際会計理論と基準を理解し、米国基準での財務諸表の作成、分析及び国内基準からの組替えができる。会計手続き、会計方針、内部統制組織の策定とその推進ができる。

○アカウンティングマネージャーレベル(700〜879点)国際会計理論(国際財務報告基準・米国会計基準)の基本的な部分を理解している。月次および年度の会計報告ができる。
適切な決算修正、精算表、基本的な財務諸表の作成ができる。

○アカウンタントレベル(320〜699点)
ブックキーパーに対する簡単な指示、英語による会計帳簿の記帳および管理ができる。

○ブックキーパーレベル(200〜319点)
基本的な会計取引を英語で理解できる。

この資格は日本で作られた資格です。

【ビジネスパーソン】
・海外取引企業の財務報告書類をみる機会が多い方
・財務・経理関連の仕事についている方
・自分の国際会計スキルを客観的に証明したい方
・高校・大学や専門学校で簿記・会計を学んでいる方
・将来、英語力を生かした仕事をしたい方など。

【学生】
高校・大学や専門学校で簿記・会計を学んでいる
将来、英語力を活かした仕事をしたい
就職・仕事内容 外資系企業、海外取引企業などに就職希望の場合、取得すればよいアピールになるでしょう。
併せて、TOEICの高得点も取得していれば、評価が高まるでしょう。
一般的に派遣会社レベルなら、Subject1だけで対応できるでしょう。
収入面 勤務先によって、収入には差があります。
大きめの会計事務所などでは平均年収が600万円〜900万円といったところでしょう。
将来性 ビジネスの国際化が進んでいるため、英文会計の必要性は増していくでしょう。
外資系企業など、国際ビジネスに関わる機会がある場合は取得を目指したほうがよいでしょう。
スポンサードリンク
試験概要
受験資格
(年齢制限 実務経験)
なし
※subject2のみ受験の場合、過去Subject1で320点以上が条件
試験内容 □Subject1(英文簿記)マークシート方式 記述式
制限時間:1時間30分
配点:400点

①勘定科目、②借方と貸方、③仕訳帳、④元帳、⑤売上取引、⑥仕入取引、⑦入金取引、⑧出金取引、⑨返品、⑩割引⑪手形、⑫利子付手形、⑬コラムナー現金出納帳、⑭小口現金出納帳、⑮内部統制、⑯バウチャーシステム、⑰統括勘定、⑱売掛金明細及び買掛金明細、⑲試算表の作成、⑳会計の構造など

□Subject2(国際会計理論)マークシート方式 記述式
制限時間:2時間30分
配点:600点

①財務報告と会計基準、②財務諸表、③時間価値、④現金預金、⑤売掛債権、⑥収益認識、⑦棚卸資産、⑧有形固定資産及び減価償却、⑨無形固定資産、⑩投資:負債証券と持分証券、⑪負債、⑫内部統制、⑬株主持分、⑭繰延税金、⑮キャッシュフロー計算書、⑯会計上の変更および誤謬の訂正、⑰リース会計、⑱年金会計、⑲企業結合/連結財務諸表、⑳デリバティブなど
難易度 スコア制(得点が何点か)で評価されます。
コントローラーレベルとアカウンティングマネージャーレベルは3年間の更新制。

平成23年度の認定者数は次のとおりです。
受験者数 2,470名
・コントローラーレベル 58名 (全体の2.3%)
・アカウンティングマネジャーレベル 371名 (全体の15.0%)
・アカウンタントレベル 1,311名 (全体の53.1%)
・ブックキーパーレベル 580名 (全体の23.5%)
申込方法 ・インターネットで申し込む

詳しくはHPをご覧ください

http://www.kentei.org/batic/mousikomi.html

申込期間 試験日の2ヶ月半〜1ヵ月半の間
試験日程(合格発表) 7月下旬、12月中旬頃(年2回)

(合格発表)
約1ヶ月後に通知
受験地 全国各地
受験料 9.870円
(subject1のみ5.250円、subject2のみ7.770円)
問い合わせ先 東京商工会議所検定センター
〒100−0005 東京都千代田区丸の内3−2−2
tel 03−3989−0777(除:土日・祝日・年末年始、10:00〜18:00)

http://www.kentei.org/batic/

国際会計検定(BATIC) 合格への戦略

国際会計検定(BATIC)の試験は全て英文で出題されます。
いきなり英文で簿記を学習するのは難しすぎるため、まずは日本語で日商簿記3級あたりの簿記の基礎を学ぶのがよいでしょう。
簿記の基礎を学び、それから簿記に関する英単語を学ぶことで、スムーズに学習が進むでしょう。
まずは、日商簿記3級程度の知識と、中学レベルの英語力があれば、ある程度対応できると思います。

簿記は、一箇所計算を間違えると、そのあとの全ての数字が合わなくなってしまいます。
日商簿記3級は簿記の基礎です。
応用力ではなく、基礎をしっかり身につけることがもっとも大事になります。
日商簿記3級であれば独学でも十分合格できますが、しっかりした基礎能力を身につけるためにも、通信講座を利用するのも一つの手です。
会計にもっとも強いのは、【資格の大原】と、【資格の学校TAC】です。
どちらの学校もビジネス系を得意としていますので、学習期間や、費用などで選んでよいでしょう。
資料は無料で取り寄せることができますので、講座内容を見比べてもよいと思います。

簿記の基礎を身につけたら、英単語を覚える必要があります。
新版BATIC Subject1公式テキスト の公式テキストで英単語を覚えて、新版BATIC Subject1問題集 公式問題集で実践能力を身につけるとよいでしょう。

■通信講座一覧

  • 資格の大原 
    資格の大原 簿記講座
    費用・・・19.000円~   学習期間・・・週2回のペースで学習/約2ヶ月、毎日学習/約3週間
  • 資格の学校TAC 
    資格の学校TAC
    費用・・・15.000円~   学習期間・・・全15回
  • ユーキャンの簿記(3級)講座
    生涯学習のユーキャン
    費用・・・月々3.300円~ 一括払い39.000円   学習期間・・・12ヶ月
  • クレアール簿記アカデミー
    クレアール
    費用・・・22.000円~   学習期間・・・全15回
  • 大栄教育システム 簿記講座
    大栄教育システム
    費用・・・20.000円~   学習期間・・・3ヶ月
  • たのまな
    ヒューマンアカデミー通信講座『たのまな』
    費用・・・27.000円~   学習期間・・・4ヶ月


  •  
     
    東京商工会議所
    公式テキスト












  •  
     
    東京商工会議所
    公式問題集










【スポンサードリンク】

<< 会計/事務系 資格一覧ページに戻る

PAGE TOP