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国家資格危険物取扱者

就職に有利
化学物質の安全管理を担当する
受験者数(乙種4類) 315.932人

危険物取扱者とは
資格種別 国家資格
資格概要 危険物取扱者とは、指定の危険物について、取扱い、定期点検、保安の監督をおこなう専門家です。
危険物取扱者の資格は、甲種、乙種、丙種の3種類があります。
甲種危険物取扱者免状は、すべての危険物についての取扱いができます。
乙種危険物取扱者の免状は、第1類から第6類までの6分類された危険物のうち、試験に合格した危険物について取扱いができます。
丙種危険物取扱者の免状は、第4類危険物の一部のみ(ガソリン、灯油、軽油、重油)の取扱いができます。
一定量以上の危険物を貯蔵したり、製造したりする事業所では、危険物取扱者を取扱作業に従事しなければなりません。
なお、現場で活躍している危険物取扱者は、3年以内毎に都道府県知事がおこなう講習を受講する必要があります。

乙種第4類の受験者がもっとも多いです。
ガソリンスタンドで活用できるからでしょう。
※乙種受験区分
第1類:塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類など
第2類:硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウムなど
第3類:カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、黄りんなど
第4類:ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類など
第5類:有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物など
第6類:過塩素酸、過酸化水素、硝酸など
就職・仕事内容 危険物取扱者の資格を活用できる勤務先は、化学工場、ガソリンスタンド、石油関連施設、化学系メーカーなど、幅広い分野が考えられます。
危険物を取扱う業界では、一般的な資格となっているため、危険物取扱者の資格のみでの就職は難しいかもしれませんが、一定の評価には繋がるでしょう。
就職後に必要に応じて取得するケースも多いです。

危険物取扱者は、指定の危険物の取扱いや、保安の監督をおこないます。
収入面 危険物取扱者の資格を取得すれば、資格手当てが期待できます。
ただし、業界内では標準的な資格なので、高額な手当ては見込めないでしょう。
危険物取扱者の平均年収は勤務先によって大きく異なります。
石油精製プラント企業では、平均年収600万円程、発電所などでは平均年収600万円を超えるでしょう。
ガソリンスタンドなどの平均年収は、250~500万円と幅があるようです。
将来性 危険物取扱者の資格は、危険物を取扱う現場では必須の資格です。
危険物を扱う事業所では、危険物取扱者を選任しなければならないため、今後も活躍し続けるでしょう。
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試験概要
受験資格
(年齢制限 実務経験)
【甲種】
1.大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
2.大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
3.乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験が2年以上の者
4.次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者
 ・第1類又は第6類
 ・第2類又は第4類
 ・第3類
 ・第5類
5.修士、博士の学位を授与された者で、化学に関する事項を専攻したもの(外国の同学位も含む。)

【乙種】
制限なし

【丙種】
制限なし
試験内容 筆記試験:マークシート

【甲種】(2時間30分)
・危険物に関する法令(15問)
・物理学及び化学(10問)
・危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法(20問)

【乙種】(2時間)
・危険物に関する法令(15問)
・基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
・危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法(10問)

【丙種】(1時間15分)
・危険物に関する法令(10問)
・燃焼及び消化に関する基礎知識(5問)
・危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法(10問)

※次に該当する方は、試験科目の一部が免除されます。
・乙種危険物取扱者免状を有する者
・火薬類免状を有する者
・乙種危険物取扱者免状を有し、かつ火薬類免状を有する科目免除申請者
・5年以上消防団員として勤務し、かつ、消防学校の教育訓練のうち基礎教育又は、専科教育の警防科を修了した者
難易度 【危険物取扱者の合格率】
平成22年 受験者 合格者 合格率
甲種 20.533人 6.754人 32.9%
乙種 32.1576人 13.2896人 41.3%
丙種 37.710人 18.777人 49.8%
平成21年 受験者 合格者 合格率
甲種 21.067人 6.738人 32.0%
乙種 33.7093人 14.0396人 41.6%
丙種 36.673人 18.919人 51.6%
申込方法 ・書面で申し込む
・インターネットで申し込む

詳しくはHPをご覧ください。

http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/index.html

申込期間 都道府県によって異なります。
詳しくは、講習を実施先へお問い合わせください。
試験日程(合格発表) 都道府県によって異なります。
詳しくは、講習を実施先へお問い合わせください。

(合格発表)
受験地 各都道府県
受験料 甲種5.000円
乙種3.400円
丙種2.700円
問い合わせ先 財団法人 消防試験研究センター
〒100-0013 千代田区霞が関1-4-2大同生命霞が関ビル19F

http://www.shoubo-shiken.or.jp/

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