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国家資格行政書士

独立開業  就職・転職に有利  社内で高評価
書類作成と許可手続きの専門家
受験者数 67.348人  男女比 7:3

行政書士とは
資格種別 国家資格
資格概要 行政書士とは、法律に基づいて行政機関に提出する様々な書類を作成・代理を行う専門家です。
行政書士が作成できる書類は約1万種類にものぼります。
以下が代表的なものです。

・建設業許可関係
・農地法関係
・会社設立
・相続・遺言
・内容証明
・産業廃棄物許可関係
・風俗営業許可関係
・自動車登録
・外国人の出入国事務関係
・各種契約書の作成
など

行政書士の主な収入はこの書類作成の代理による報酬です。

近年、行政書士の試験が難問化したことで、試験自体の難易度が上がっています。
その背景には、平成18年に試験制度の改正による事と、行政書士の認知度が世間一般に広がったことによる競争率のアップから、行政書士試験の問題が難問化しました。
また、最近では、他の司法試験を受け、不合格となった人が行政書士の試験に流れている事もあり、それが行政書士の試験難易度を上げる一因となっています。
そうした、幾つもの事情も重なった事により、10年前と比べても合格への難易度アップに拍車が掛かっています。
して、平成18年より新しい試験制度の導入によって、法的思考型(理解型)問題に変わったことで、その難易度は確実に上がっています。
そのため、制度の改正以前では、市販の問題集や専門書での独学でも対応できたものが難しくなりました。
それによって、これまでは勉強に費やす量が合格への近道でしたが、最近では、勉強の質が求められるようになりました。
就職・仕事内容 残念ながら行政書士の就職先の求人は非常に少なく、試験合格者全員を採用できるほどの求人はありません。
弁護士事務所等で、事務員として勤務する方法もあります。

一般企業への就職する際にも、行政書士の資格は役立ちます。
特に契約書や書類の作成などを行う部署では、行政書士を歓迎している場合もあります。
また、行政書士の試験に合格するということは、基礎能力の高さの証明にもなります。
収入面 行政書士は、企業勤務か、開業しているか、また個人の能力や人脈で大きく収入の差がでます。
行政書士の平均年収は630万円です。
行政書士の資格をフルに活用することができれば、高収入も望めます。
将来性 司法制度改革による規制緩和で、将来的に活躍の場が広がるかもしれません。
ただし、定員の増加傾向にあるため、不透明な状況は否めません。
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試験概要
受験資格
(年齢制限 実務経験)
なし
試験内容 択一式と記述式による筆記試験で、試験時間は3時間

【行政書士の業務に関し必要な法令等】(46問、択一式と記述式)
・憲法
・民法
・行政法(行政法の一般的な法理論・行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法・国家賠償法及び地方自治法を中心とする)
・商法
・基礎法学
※法令については、試験実施年4月1日現在施行されている法令に関して出題される

【行政書士の業務に関連する一般知識等】(14問、択一式)
・政治・経済・社会
・情報通信・個人情報保護
・文章理解
難易度 【行政書士の合格率】
 
受験者数 合格者数 合格率
平成22年度 70.586名 4.662名 6.60%
平成21年度 67.348名 6.095名 9.05%
平成20年度 63.907名 4.133名 6.47%
平成19年度 65.157名 5.631名 8.64%
行政書士試験の合格率はとても低く、合格者は毎年数%です。
しかし実際はこの数字ほどの難易度は感じられません。
その理由は、受験資格と受験者のレベルに関係してきます。
行政書士の受験資格は、国籍、年齢、学歴を問わないので誰でも受験することが出来ます。
その中には、基礎学力がない人もいれば、しっかりと試験勉強をしていない人達も多くいます。
というよりも合格圏内の実力がある人は全体の1〜2割程度で、ほとんどの方は、合格には程遠いレベルです。
要するに受験者数が多いために合格率は低くなりますが、しっかりと受験対策をすれば、誰にでも合格のチャンスはあるということです。
申込方法 受験願書と必要書類を所定の封筒に入れて、配達記録郵便で下記センターへ郵送

詳しくはHPをご覧ください。

http://gyosei-shiken.or.jp/shiken/siken_sikaku.htm

申込期間 8月上旬頃〜9月上旬頃まで
試験日程(合格発表) 11月第2日曜日

(合格発表)
翌年1月末
受験地 各地の法務局管内の指定場所
受験料 7.000円
問い合わせ先 財)行政書士試験研究センター 〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-3 市政会館1F TEL 03-5251-5600

http://gyosei-shiken.or.jp/

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