労働基準監督官
社会貢献
労働者の健康を守り、労働条件を改善する
受験者数(Aの場合)2.839人 男女比 7:3
労働基準監督官とは | |
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資格種別 | 国家資格 |
資格概要 |
労働基準監督官とは、労働者の安心、安全、健康的な職場環境を実現するために、労働基準関係法令に基づいて様々な職場に立ち入り、労働条件の確保・向上、働く人の安全や健康の確保を図る専門職員です。 労働者の生命と健康を守り、労働条件の向上に日々つとめています。 また、労働災害にあわれた方に対する労災補償の業務もおこなっています。 試験は労働基準監督官A(法文系)と労働基準監督官B(理工系)と2つの区分で募集されています。 |
就職・仕事内容 |
労働基準監督官として採用された場合、採用後1年間、監督関係業務に係る基礎研修及び実地訓練を受けます。 この間、合計3ヶ月間行われる中央研修を受講します。 2年~4年毎に全国規模の異動が行われます。 仕事内容は大きく分けて、【臨検監督】【災害調査】【司法処分】【安全衛生業務】【労災補償業務】があります。 【臨検監督】 労働基準関係法令に基づき、労働者の労働条件や健康管理状況等について調査するために、事業場に立ち入ります。 労働基準関係法令違反が認められた場合には、行政指導を行ったりり、危険性の高い機械・設備などについては、その場で使用停止等を命ずる行政処分を行ったりします。 【災害調査】 工事現場等において、死亡事故や災害などの重篤な労働災害は発生した場合、災害発生現場に赴いて、状況・原因等調査し、再発防止のために指導を行います。 【司法処分】 事業主が労働基準関係法令に違反し、これが重大、悪質な場合には、特別司法警察員として捜査を行い、検察庁に送検します。 【安全衛生業務】 労働災害を防止するための労働災害発生状況の把握・分析を行います。 労働災害を発生させた事業場には、災害防止のための指導を行います。 また、労働安全衛生法に基づき、一定の機械の設置等を行うために届け出られた計画の審査やクレーン等の検査等を行います。 【労災補償業務】 労働者災害補償保険法に基づき、業務上の事柄の生じた理由・原因や、通勤による労働者の負傷、疾病、傷害、死亡等に対して、必要な保険給付を行うため請求された事案ごとに、関係者からの聞き取りや、実地調査、必要に応じて主治医や専門家からの医学的な意見を求めた上で審査を行います。 |
収入面 |
初任給の額は、203.000円程です(平成23年5月現在) このほかに、ボーナス、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末手当・勤勉手当などの各種手当が支給されます。 福利厚生も充実していて、各地の国家公務員宿舎の利用、国家公務員の各種の福利厚生施設及び制度を利用できます。 |
将来性 |
労働基準監督官の任務は、労働者の生命と健康を守り、労働条件の確保・改善を図ることです。 安全で健康的な職場環境のためにも、この先も労働基準監督官は必要不可欠です。 |
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試験概要 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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受験資格 (年齢制限 実務経験) |
1.受験年の4月1日の時点で21歳以上30歳未満の者 2.21歳未満で次に掲げる者 (1)大学を卒業した者。または受験年の翌年3月に卒業見込みの者 (2)又は人事院が(1)と同等の資格があると認める者 |
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試験内容 |
【労働基準監督官A 1次試験】 ・基礎能力試験(多肢選択式 : 2時間20分) 1.知能分野(27題) 文章理解、 判断推理、 数的推理、 資料解釈 2.知識分野(13題) 自然・人文・社会(時事を含む) ・専門試験(多肢選択式 : 40題解答 : 2時間20分) 1.必須問題 労働法、 労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係)の計12題 2.選択問題(以下の36題から28題選択) 憲法・行政法・民法・刑法(16題)、 経済学・労働経済・社会保障・社会学(20題) ・専門試験(記述式 : 2題解答/2時間) 労働法、 労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係) 【労働基準監督官B 1次試験】 ・基礎能力試験(多肢選択式 : 2時間20分) 1.知能分野(27題) 文章理解、 判断推理、 数的推理、 資料解釈 2.知識分野(13題) 自然・人文・社会(時事を含む) ・専門試験(多肢選択式 : 40題解答 : 2時間20分) 1.必須問題 労働事情(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係、労働安全衛生) 2.選択問題(以下の38題から32題選択) 憲法・行政法・民法・刑法(16題)、 経済学・労働経済・社会保障・社会学(20題) ・専門試験(記述式 : 2題解答/2時間) 1.必須問題 工業事情1題 2.選択問題(以下から1題選択) 工学に関する専門基礎(機械系、電気系、土木系、建築系、衛生・環境系、応用化学系、応用数学系、応用物理系等の工学系の専門工学に関する専門基礎分野) 【2次試験】 1.人物試験 : 人柄、対人的能力(参考として性格検査を実施) 2.身体検査 : 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む。)、血圧、尿、その他一般内科系検査 |
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難易度 |
【労働基準監督官の合格率】
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申込方法 |
・郵送で申し込む 詳しくはHPをご覧ください。 |
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申込期間 | 4月上旬~中旬頃までの2週間程度 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試験日程(合格発表) |
1次試験 : 6月中旬頃 2次試験 : 7月下旬頃 (合格発表) 最終合格発表 : 8月下旬頃 |
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受験地 |
【第1次試験】 札幌市・仙台市・秋田市・東京都・新潟市・名古屋市・金沢市・大阪市・松江市・広島市・高松市・松山市・福岡市・熊本市・鹿児島市・那覇市 【第2次試験】 札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・高松市・福岡市・熊本市・那覇市 |
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受験料 | 無料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先 |
国家公務員試験採用NAVI http://www.jinji.go.jp/saiyo/shiken-saiyo.htm 厚生労働省「労働基準監督官採用試験」 http://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/kantokukan.html 人事院事務総局 〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3 tel 03-3581-5311 厚生労働省労働基準局総務課人事係 tel 03-5253-1111(内線5411) 人事院各地方事務局(所)各地方労働局庶務課/各労働基準監督署 |
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